Aromen der Natur

IFAアロマセラピスト(IFA aromatherapist)、助産師(Midwife)、看護師(Nurse)のアロマ&ハーブの暮らし

アロマとハーブで花粉症対策〜ハーブ編

今年もまた花粉症の季節がやってきましたね〜

 

花粉症を治すことは難しいですが、アロマやハーブで予防することや、症状を緩和させることはできます🌿✨今年はアロマとハーブを使って、花粉に負けない体を作りましょう😊

今日は、花粉症に効果的なハーブをご紹介します🌸

 

*花粉症のメカニズム

世の中には、花粉症がある人とない人がいますね。同じように花粉が飛ぶ環境に住んでいるのに、どうして違いが出るのでしょうか?

それは、体が花粉を”異物”と認識しているか、していないかの違いなんです。

 

花粉症とは、花粉が原因で起こるアレルギー反応=免疫反応のことを言います。

花粉を”異物”と認識している花粉症の人は、花粉が体の中に入ると、それに対抗するための抗体(IgE抗体)を作ります。このIgE抗体と肥満細胞が結合したものに抗原である花粉が付くことで、肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンが放出されるため、くしゃみ・鼻水・鼻づまり、目のかゆみなどの症状を引き起こすというのが花粉症です。

花粉症の症状は、異物を体の中から追い出すための反応なんですね。

 

*花粉症を予防するハーブ「ネトル」

花粉症を予防するためには、花粉が飛ぶ前からの対策も大切です。

ハーブティーでよく飲まれる「ネトル」には、抗アレルギー作用があり、花粉症やアトピーなどのアレルギー疾患の体質改善に効果的だと言われています。ドイツでは、「春季療法」といって春先のアレルギーに備え、予防的にネトルを摂取する療法があるそうです🇩🇪

 

*ネトルの成分

このネトルには、ヒスタミンの分泌を抑えるケルセチン(フラボノイド)や、ヘモグロビンに似ていると言われるクロロフィル、ビタミンや葉酸、鉄などのミネラルが豊富に含まれます。

抗アレルギー作用だけでなく、造血や浄血、血行促進作用もあるので貧血やデトックス、体質改善にも効果的なんですね。

ネトルのハーブティーは、花粉が飛ぶ前から予防的に飲むと良いです。

 

*花粉症の症状を和らげるハーブ

 くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの辛い花粉症の症状には、直接症状に働きかけて和らげてくれるハーブが効果的です。

これらの症状の改善には「エルダーフラワー」が有効です。エルダーフラワーは、別名「カタルの消化器」や「インフルエンザの特効薬」とも呼ばれ、くしゃみ、鼻水を抑え、鼻づまりを楽にしてくれます。

 

*エルダーフラワーの効能

エルダーフラワーは、フラボノイドが豊富に含まれているため、発汗・利尿作用に優れたハーブです。カタル症状を和らげ、抗炎症作用があるため、くしゃみや鼻水、鼻づまりの解消に有効です。また抗アレルギー作用を持つため、症状の元になっている鼻粘膜の炎症を抑えてくれます。

 

*花粉症にオススメのブレンド

・エルダーフラワー  ティースプーン1杯

・ネトル  ティースプーン1杯

ダンディライオン  ティースプーン1杯

 

炎症で消耗したビタミンCを補うため、ローズヒップを加えても良いですね✨鼻づまりから来る頭痛には、ペパーミントも効果的です🌿

 

今年は↑のブレンドのハーブティーを飲むことで、どのくらい症状が緩和されるか検証したいと思います☆

 

ちなみに、ハーブティーに含まれる成分は、体に吸収された後6時間くらいで排出されます。

1回につき1杯を、3〜4回/日に分けて飲むと効果的ですよ😊

 

*まとめ

今日は、花粉症に効果的なハーブをご紹介しました🌸次回は、アロマを使った花粉症対策について書いていきたいと思います😊

本日も読んでいただき、ありがとうございました。

f:id:AromenderNatur:20170409230145j:imagef:id:AromenderNatur:20170302200534j:image

写真はポピーのお花です。ドイツではこんな風に中を取り出して、子どもはスタンプにして遊ぶみたいですよ💕自然がくれたあそびですね🌸

 

人気ブログランキングに参加しています。

クリックしていただけたら嬉しいです🌸

http://blog.with2.net/link.php?1897483

 

 

 

 

 

万能ラベンダー精油で眠る方法

アロマセラピーと言ったら、ラベンダー!というくらい、精油の中でも認知度も高く、人気も高いラベンダー🌸

リラックス効果で有名ですよね💤

 

アロマセラピーの歴史

そもそもアロマセラピーの歴史を遡ると、「アロマセラピー」という言葉を作ったのは、フランス人の科学者「ルネ=モーリス=ガットフォセ」という方。

1910年に、このガットフォセさんは、研究中に実験室で手を火傷してしまったんです。慌てて、そばにあったラベンダーオイルが入ったビンに手を入れたところ、痛みが和らいだだけでなく、傷口が早く治り、跡も残らなかったそうです。このことに驚いたガットフォセさんが精油の研究を始め、1937年「アロマセラピー」という言葉を作り、現代のアロマセラピーに繋がっています✨

 

アロマセラピーが作られて80年…こう見るとアロマセラピーの歴史って意外と浅いんだな、と思われた方もいらっしゃったかもしれないですが、紀元前から人は植物を療法として使っていました。

 

例えば、ミイラの保存にミルラやシダーウッド、タイム等を使用したり、クレオパトラはローズやジャスミンを寝室に敷き詰めたり、入浴時にはローズを浮かせていたようです。さすが美意識の高い🌹絶世の美女🌹ですね。伝染病が流行った中世のヨーロッパでは、ジュニパーやタイムで感染を予防していたと言われています。

 

*ラベンダーの種類

f:id:AromenderNatur:20170314230826j:image

アロマセラピーという言葉が作られたきっかけにもなったラベンダー🌿実はラベンダーにも色々な種類があります。

 

 主な種類はこの3つ

↑1.真正ラベンダー

   2.ラバンジン(1と3の交配種)

↓3.スパイクラベンダー

 

ラベンダーは、標高によって育つ種類が違います。種類によって含有する成分も大きく変わるので、同じラベンダーという名前でも香りは全く違います。上に行くほどフローラル調の香りに、下にいくほどハーブ調の香りに感じます。

真正ラベンダーは、標高700〜1400mで育つ種類で、フランスのプロヴァンス産のものが最高品質と言われています。

 

*ラベンダーの成分と効能

真正ラベンダーの主要成分は、酢酸リナリル、リナロールで、この成分が全体の70%程を占めます。この酢酸リナリルが35%以上含まれることで、強い鎮静効果が得られます。だからリラックスや不眠症に効果的と言われているんですね✨

 

中でも、酢酸リナリルが45%以上含まれるラベンダーALPINE(アルパイン)は、信じられないくらいうっとりする香りがするんですよ〜💕ラベンダーの香りが苦手…ちょっとトイレの消臭剤の匂いと似てる…と思っていた方でも、これは別だと思います。全く鼻につかない、柔らかくて甘い上品な香りです🌸(香りが届けばいいのに…)

 

また、酢酸リナリルは種類でいうとエステル類に分類されるのですが、エステル類は無刺激で毒性もないため、子どもからお年寄りまで安全に使うことができるんですよ😊

 

ラベンダーは数ある精油の中で、少量なら原液を塗布することも可能な精油でもあります。ニキビや火傷に綿棒で塗ると、キレイに早く治ります✨

 

鎮静作用の他にも、細胞を活性化させ皮膚の修復を助ける作用があるので、日焼け後の肌ケア☀️やニキビケアにも向いていますし、抗菌作用、抗炎症作用、血圧降下作用、免疫力をUPさせる作用もあります🌿

 

ラテン語でLavare(洗う)を語源とするラベンダー🌿衛生面だけでなく、怒りや不安などの”心の汚れ”も洗ってくれる、お守りにしておきたいアロマです。

 

精油購入時の注意事項

今までラベンダーを使っても眠れなかったという方はいませんか?

100%ナチュラルでない安い精油(本当は精油とは言わずフレグランスオイルと言います)には、安く生産するためにアルコールで薄めていたり、香料を混ぜたり、大量生産できるラバンジンを混ぜて売っていることがあります。

それでは、ラベンダーの持つ鎮静作用は望めませんよね💦

 

大切なことは、100%ナチュラルの精油を買うこと、そのための方法を知ること、また本物の精油の香りを知って、偽物を嗅ぎ分けられるようになることです。

今後、もっと詳しく精油を購入する時のポイントをお伝えできたらと思います😊

 

*まとめ

ラベンダーを使って、リラックスしたい方や寝つきを良くしたい方は、100%ナチュラルの真正ラベンダーを使ってくださいね💕

 

アロマセラピーの始まりのきっかけになったラベンダー🌸お家に1本、置いておくと活用できることがたくさんありますよ😊👌

 

今日も読んでいただきありがとうございました💕

 f:id:AromenderNatur:20170301160758j:image

上記写真のFragrant Earthは、野生種(wild)の精油もあります。農薬を使っていないのはもちろん、人の手が加えられず、ありのままに育つ植物から取れる精油は、本物のナチュラルです。大切に使いたい精油です💕

 

人気ブログランキングに参加しています。

クリックしていただけたら嬉しいです🌸

http://blog.with2.net/link.php?1897483

 

 

 

 

 

 

 

病院でのアロマ講座〜アロマボンボン作り

今日で2月も終わりですね〜⛄️

年が明けて早2ヶ月、あっという間ですね!

 

今日は、アロマボンボン作りの講座のアシスタントに行ってきました😊

病院で行なっている産後のママ向けのクラスで、1歳前後の赤ちゃんと一緒にアロマを楽しく学べる講座で、来ていたママ達もとっても楽しそうでした💕

 

お子さんの年も、住んでいる場所も近いので、講座を通じてママ同士の交流の場にもなりますよね✨毎日育児でお疲れのママ達の気分転換になり、新たな出会いの場にもなるので、対象者をしぼってクラスをすることも素敵なことですね😊

 

今日は、私も初めて作ったアロマボンボンのレシピをご紹介します🌸

 

*アロマボンボンのレシピ

〈材料〉

重曹 50g

精油 2〜10滴

・フェルト

・ヒモやリボン

・飾り

 

 〈作り方〉

1.重曹精油を加えて、よく混ぜる

2.フェルトの真ん中に出し、端をまとめ包む

3.ヒモやリボン、輪ゴムで束ねる

4.飾りをつける

 

アロマボンボンは、クローゼットに入れたり、玄関や洗面所、トイレに芳香剤として置いたりします。バッグに入れて持ち歩いたりしても良いみたいです😊

 

*目的別精油の選び方

クローゼットに置くのなら、防虫効果のある精油がいいですし、リビングや玄関に置くなら空気を浄化してくれたり、菌やウイルスに効果がある精油を使うといいですね🌿

持ち歩くのなら、自分のとことん好みの香りに仕上げるのが良いですね💕

 

☆適した精油

・防虫対策

レモングラスゼラニウム、パチュリ、ティートリー等

・抗菌や抗ウイルス、空気の浄化

→ティートリー、ユーカリ、ジュニパー、サイプレス、シダーウッド等

・癒しのオススメブレンド

→ラベンダー×ローズウッド×マージョラム×ベルガモット

 

*アロマボンボンの応用

作ったアロマボンボンは、重曹なので入浴剤としても使えます✨

(量は、お風呂に対し重曹大さじ1〜2杯)

 

重曹は、LUSHのバスボムなどにも含まれていますね☆重曹は、皮脂汚れを落とし、肌の新陳代謝を高め、血行も良くする上に、そのまま浴槽掃除にもなるので、お風呂にピッタリですね👍背中ニキビにも良いと言われています。

重曹を入れたお風呂のあとは、お肌が柔らかくなってスベスベになるので、とってもオススメです😊

 

*まとめ

とっても簡単にできる上、香りが弱くなってきたらお風呂に活用することもできるアロマボンボン✨

私のボンボンは、リビングでとても良い香りを漂わせています…🌸

みなさんもぜひ作ってみてくださいね💕

f:id:AromenderNatur:20170228193723j:image

 人気ブログランキングに参加しています。

クリックしていただけたら嬉しいです💕

http://blog.with2.net/link.php?1897483

 

 

 

 

精油の香りを楽しむコツ&精油を選ぶ方法

アロマセラピーの醍醐味は、香りを楽しむこと🌸

アロマセラピーで扱う精油の香り、

みなさんはどんな風に選んでいますか?

 

今日は、「精油の香りを楽しむコツ」と「精油の選び方」についてお話ししていきたいと思います😊

 

*心の声に耳を傾ける

f:id:AromenderNatur:20170409230415j:image

精油には、様々な薬理作用があります。

例えば、鎮静作用や鎮痛作用、去痰作用や消化器調整作用、ホルモン調整作用…各精油に含まれる成分によって、期待される作用が違うということですね🌿

 

アロマセラピーを勉強していると、ついこの成分や作用に目がいってしまうものです。その方の持つ症状を、どの精油が問題の解決を助けてくれるか、ということが精油を選ぶ基準になってしまうことがあります。

 

もちろん、その植物が持つ薬理作用を上手く使って、問題の解決を助けることも大切ですが、頭だけで選ぶのではなく、”心に問いかけて”選ぶことも大切なことだと思います。

 

以前、香りは本能との繋がりが深いというお話をしましたね。

アロマセラピーの機序①嗅覚 - Aromen der Natur

昔の人は、成分なんか知らなくても、本能と経験から学び、自然に植物を上手に生活に取り入れ、病気や症状の改善に役立てていました。

 

現代の私たちは、頭で考えすぎて、物事をもっと難しくしてしまっていることが多いと思います💦

 

アロマセラピーを安全に行う知識は必要ですし、体の不調に合わせた精油を選ぶことも大切です。ですが、お勉強だけではなく、純粋に香りを”楽しむ”ということも忘れたくないですね👍✨

 

精油の香りの楽しむコツと精油の選び方

精油の嗅ぎ方と楽しむコツ🌸

1.精油のキャップをあける

2.目をつむって、ゆっくり香りを嗅ぐ

・ビンをクルクル円を描くように回したり、手で仰いで香りを嗅ぐ。

・鼻の粘膜を刺激してしまうので、思いっきり嗅がないようにしましょう。

3.香りのイメージを書き出す

☆その香りはどんなイメージ?

例えば…温かい、冷たい、軽い、重い、穏やか、爽やか、浄化してくれるような、スッキリした、フレッシュな、女性っぽい、男性っぽい、深呼吸したくなるような、など

☆色がついてるとしたら何色?

香りを嗅いで浮かんだイメージを絵や色で表現してみても良いし、香りを人に例えたりしてみても面白いですね😊

私も勝手に「この香り、〜さんっぽいなぁ」と思ったりしています 笑

4.その香りは、どんな時、どんな人に使ってあげたいかを考えてみる

 例えば…疲れてる人に、不安や緊張がある人に、あと一踏ん張りが必要な時に、やる気を起こしたい時に、など

 

こんな風に、イメージから精油を選ぶということもできます🌿

そして面白いことに、イメージで選んだはずの精油が、成分的にもその人にピッタリなことも多いんですよ✨不思議ですね〜

 

*まとめ

香りの感じ方やイメージは人それぞれ違い、その日の気分や体調でも変わってきます。自分が嗅いで心地よいと思う香りは、その時の自分が本能的に求めているものです。

イメージや直感を大切にして、本能で精油を選んでみるという視点を持つことで、今の自分の心身の状態に向き合うきっかけになりますよね😊

 

どんな精油が自分に合ってるのかなぁ、と思っていた方がいたら、参考にしてみてくださいね💕

f:id:AromenderNatur:20170226231152j:image

 人気ブログランキングに参加しています🌿

クリックしていただけたら嬉しいです💕

http://blog.with2.net/link.php?1897483

ストレス、疲れ、肌荒れに〜食べる薬膳ハーブティー

今日は金曜日ですね✨

週の終盤にさしかかり、今週も疲れがたまってないですか?

お酒もいいですが❤️、たまには身も心も温まり、体を中から元気にきれいにしてくれるハーブティーはいかがでしょうか🌿

 

アロマは体の外からアプローチ✨

今日は体の内側からアプローチできる薬膳ハーブティーのレシピをご紹介します😊

 

*今日のハーブティー

本日ご紹介するのは、スーパーフードとも言われる薬膳でお馴染みの「ゴジベリー(クコの実)」とビタミンCの爆弾とも言われる「ローズヒップ」を使った美味しくて、とっても美容効果の高いドリンクです✨

 

*ゴジベリー&ローズヒップの薬膳ハーブティーのレシピ


〈材料〉
・ゴジベリー(クコの実) ティースプーン1杯
・ローブヒップの実 ティースプーン1杯
・レモン果汁 小さじ1/2
・お好みでハチミツ

 

〈作り方〉

①温めたティーポットにゴジベリー、ローブヒップを入れる

②ティーポットに沸騰したてのお湯を注ぐ

③蓋をして、5〜6分蒸らす

④温めたカップに注ぎ、レモンを加える
⑤飲み終わった出がらしも食べる

 

*飲む時のポイント
飲み終わった出がらしを必ず食べることです👌
実はお茶として出るのは成分の20%だけで、残りの80%はまだ実の中に残っていると言われます。食べないともったいないですね!
そのままでももちろん食べられますが、ハチミツを加えるともっと美味しく食べられますよ💕
ジャムのように、ヨーグルトにかけて食べても良いと思います😊

 

*ゴジベリー(クコの実)の効能

ゴジベリー(クコの実)といえば、杏仁豆腐の上にのっている赤いアレですね!

ゴジベリーは、薬膳では体に水と血を作り出し、潤いを与えるものとされています。肝腎に作用するため、アンチエイジングに最適と言われています。また「食べる目薬」とも呼ばれ、疲れ目やかすみ目にも効果的です👀

成分には、βカロテンをはじめ、ビタミンCやリコピン、ルチンなどが含まれ栄養満点です。

 

実は、私の母は薬膳のスペシャリストなんですが、そんな母の影響もあって家ではほとんど毎日クコの実が出てきます。お茶に入れて一緒に煮出したり、カレーやスープに入れたり…✨

クコの実自体はドライフルーツのような甘みがあり、一緒に煮出すとほんの少しとろみがついたようになり、味に深みが出ます。

薬膳というと苦いのかな〜と私も思ってたんですが、うちの薬膳カレーは全然胃にもたれない上、とっても旨味があり、私は大好きです💕

私の母は、クコの実を摂りはじめてから、視力が上がったんですよ〜!

毎日、少しずつ摂ることが大切みたいです👍

なんでも続けることですね〜😊

 

ローズヒップの効能

レモンの20〜40倍ビタミンCが含まれる、別名「ビタミンCの爆弾」とも呼ばれる美肌で有名なハーブです。

ビタミンCの他にも、ビタミンEや鉄分、リコピン、βカロテン、食物繊維なども含まれる栄養豊富なハーブです。緩下作用(便が出やすくなる)、利尿作用(尿が出やすくなる)があり、体の余分な水分や老廃物を外に排泄するデトックス作用があります。抗酸化作用もあるため、お肌の老化防止、アンチエイジングにも有効だと言われます。

ビタミンCというと、熱に弱かったり水溶性ビタミンなのですぐに流れてしまうイメージがありますよね。しかし、ローブヒップは熱に強い上、フラボノイドという成分が含まれているため、体内でのビタミンCの吸収率をUPしてくれるんですよ☝️

ビタミンCはストレスや疲れている時、風邪を引いている時に消耗しやすいので、疲れたなぁと思ったらローブヒップがオススメです☆

 

*まとめ

以上、薬膳ハーブティーのご紹介でした🌸

ハーブティーが苦手な方でも美味しく飲めるレシピなので、ぜひ試してみてくださいね✨

素敵な週末をお過ごしください😊

 

人気ブログランキングに参加しています。

クリックしていただけたら嬉しいです💕

http://blog.with2.net/link.php?1897483

 

 

 

アロマセラピーの機序③皮膚からのルート

今日は、精油がどのように皮膚から吸収されていくのかを書いていきたいと思います🌸

この記事を読んだら、きっと精油を使ってみたいと思ってもらえると思います💕

 

精油の性質・特徴

精油の持つ特性をあげると…

・親油性

・アルコールによく溶ける

・水に溶けにくい

・分子が小さい

・揮発性

などがあります。

 

「皮膚からのルート」をお話するにあたって、この”親油性”と”分子が小さい”ということがキーポイントになります✨

 

親油性というのは、油(脂)に溶けるという意味です。キャリアオイルに溶けるのはもちろんのこと、人間の皮脂にも溶けます。

 

分子が小さいということは、水よりも軽いので浮き、空気より軽いので揮発するということ。精油成分は分子がとても小さいので、皮膚の内部に入っていくことができます。

 

*皮膚の構造

皮膚は、表面から

①表皮

②真皮

③皮下組織

の3つの層に分けられます。

表皮には角質層や皮脂膜があり、お肌の水分を保ったり、体内に物質が簡単に入らないようバリア機能があります。たったラップ1枚分の厚さ(0.02mm)だと言います。

私たちの皮膚は水を弾くし、色もつかないし、汚れがついても洗えば取れますもんね。

 

一般に売られている化粧品は、この表面の角質層へのアプローチしかできません。一見潤ったように見えても、表面をコーティングしているだけで体の内側から潤っているわけではないんですね💦

なので、内側から変えることはできないし、肌質まで改善することは難しいんです。

 

精油は血管内に入り全身を巡る

それに対し、精油成分は分子がとても小さいので、容易に表皮を通過し、真皮までたどり着くことができます。その上、親油性があるので皮脂に混ざり毛穴から皮膚内部に浸透していきます。真皮まで吸収された精油成分は毛細血管に入り込み、全身を循環します。これを、経皮吸収と言います。(ちなみに、表皮に入ることを”浸透”、真皮に入ることを”吸収”と言います)

 

精油成分が肌に作用して、皮膚の細胞を活性化しターンオーバーを促したり、傷ついた皮膚を再生したり、潤したりするだけでなく、全身を巡り各器官にも作用するということですね。

そこがアロマセラピーのすごいところです👏

 

実際に、ある医療機関の実験で、ラベンダーの精油を希釈したスイートアーモンドオイルを皮膚に塗布し、5分後に採血したところ、血液からラベンダーの成分が検出されたというデータがあります。

 

*まとめ

皮膚から血管内に入り、全身に巡る精油

私も初めて聞いた時ビックリしました😳✨

私の実体験ですが、アロマスクールに通っていた時、背中ニキビで悩んでいました。それが、クラスメイトと毎週のようにトリートメント練習をしていたおかげで、すっかり治り、それ以降全くできなくなったのです。

あったものが治るだけでなく、体質まで改善されてしまったことに、本当に驚きました!

アロマの持つ力はすごいです…🌿

 

これ以外にも、私が体感したアロマセラピーの効果はたくさんあります✨

またみなさんにご紹介していきますね😊

 

本日も読んでいただきありがとうございました💕

f:id:AromenderNatur:20170223201637j:image

写真は妹の家のネコです。かわいすぎたのでシェアします💕

 

人気ブログランキングに参加しています。

クリックしていただけたら嬉しいです🌿

http://blog.with2.net/link.php?1897483

アロマと記憶、認知症との関係

今日は以前お話した「①嗅覚からのルート」の続きである、香りと記憶の関係について書いていきたいと思います。

 

プルースト効果

私の実体験からお話しますね🌸

以前、老人ホームのアロマボランティアに行ったとき、あるおばあちゃんに精油を使ったハンドトリートメントを行いました。
何本か精油を嗅いでもらったんですが、サンダルウッドの香りを嗅ぐと「懐かしいわぁ!」と嬉しそうにおっしゃられました。
そのおばあちゃんは、ずっと仏具店を家族でやられていたので、サンダルウッド(白檀)の香りはその当時の記憶を呼び覚ますもの(プルースト効果と言います)だったんですね✨
トリートメント中は、思い出話に花が咲き、目を輝かせて活き活きとお話をしてくださいました😊

サンダルウッドの香りが、まさに”記憶の扉”を開いたような瞬間でした!

 

*嗅覚と記憶の関係

嗅覚による刺激は、海馬という記憶を司る器官にも届きます。
そのため、ある香りを嗅ぐと突然思い出が蘇る、コーヒーの良い香りを嗅ぐだけでリラックスできる、美味しそうな料理の匂いがするとお腹が空くという現象が起こるんですね。

香りー記憶ー体験は結びついているということが分かります。

 

アロマセラピー認知症の関係

嗅覚から記憶に対してアプローチできるアロマセラピーは、現在、認知症の治療に活用できると研究が発表され、ますます注目を浴びています👀

嗅覚の低下(嗅神経の機能低下)は認知力の低下の兆しとも言われ、アルツハイマー認知症では、匂いがしない、匂いが分からなくなるというような嗅覚障害が初期症状として出ます。近年の研究で、視覚や聴覚の神経と違い、嗅神経細胞は再生できることが分かっています。

だからアロマセラピーを取り入れることで、嗅神経を刺激し、嗅神経細胞の再生を促し、認知症の予防につなげることができるんですね✨

 

テレビで放送されたあとは、お店でラベンダーやローズマリー精油が全て売り切れてしまっていましたね😅

 

これからもどんどん研究が進んで、アロマセラピーが様々な分野で活用されていったら良いですね🌿

 

*ご高齢の方へのトリートメント注意事項

高齢の方にトリートメントを行う際は、注意しなければならないことがあります。

1.精油代謝する機能が低下しているため、希釈濃度は1%以下にする。

2.疲れやすいので、全身や長時間のトリートメントは避け、疲労度や姿勢を確認しながら行う。

3.ワーファリンなど血液をサラサラにするお薬(抗血栓薬)を飲んでいる方もいらっしゃるので、既往歴や内服されているお薬の把握が重要。疾患によって使えない精油もあります。

4.抗血栓薬を飲まれている方にトリートメントする際は、力を入れすぎると内出血を起こしてしまう可能性があるので、優しいタッチでトリートメントを行う✋

5.皮膚が強く乾燥していることも多いので、キャリアオイルを多めに準備する。

6.羞恥心に配慮する。

 

アロマに馴染みがなかった高齢者の方の中には、「アロマでマッサージ」というとハードルが高く聞こえたり、恥ずかしいと思われる方もいます。そういう場合は、香りを試しに嗅いでもらったり、「お肌が潤ってきれいになりますよ〜」など伝え方を工夫し、ハンドトリートメントなど負担のかかりにくいものからお勧めすると興味を示してくださる方も多いです😊

 

また、加齢に伴い嗅覚が低下している方も多いため、中には匂いがあまり分からない方がいます。そういう場合は、ティッシュに精油を1滴垂らし、胸元のポケットに挟んだりして芳香浴をすると、トリートメントをしながら香りを楽しんでもらえますよ💕

 

*まとめ

私たちが一人一人、香りの好みがあるのも過去の経験から基づいています。

アロマの香りを良い体験と結びつけることができたら、素敵なことだと思います😊🌿

f:id:AromenderNatur:20170222100725j:image

この精油は、私のお気に入りのFragrant Earthのものです💕Fragrant Earthはイギリスのメーカーで、本当に上質で良い香りがします🌿

今後、精油メーカーの選び方や私のオススメ精油についてもお話していきますね😊

 

人気ブログランキングに参加しています。

クリックしていただけたら嬉しいです🌿

http://blog.with2.net/link.php?1897483