Aromen der Natur

IFAアロマセラピスト(IFA aromatherapist)、助産師(Midwife)、看護師(Nurse)のアロマ&ハーブの暮らし

アロマセラピーの機序③皮膚からのルート

今日は、精油がどのように皮膚から吸収されていくのかを書いていきたいと思います🌸

この記事を読んだら、きっと精油を使ってみたいと思ってもらえると思います💕

 

精油の性質・特徴

精油の持つ特性をあげると…

・親油性

・アルコールによく溶ける

・水に溶けにくい

・分子が小さい

・揮発性

などがあります。

 

「皮膚からのルート」をお話するにあたって、この”親油性”と”分子が小さい”ということがキーポイントになります✨

 

親油性というのは、油(脂)に溶けるという意味です。キャリアオイルに溶けるのはもちろんのこと、人間の皮脂にも溶けます。

 

分子が小さいということは、水よりも軽いので浮き、空気より軽いので揮発するということ。精油成分は分子がとても小さいので、皮膚の内部に入っていくことができます。

 

*皮膚の構造

皮膚は、表面から

①表皮

②真皮

③皮下組織

の3つの層に分けられます。

表皮には角質層や皮脂膜があり、お肌の水分を保ったり、体内に物質が簡単に入らないようバリア機能があります。たったラップ1枚分の厚さ(0.02mm)だと言います。

私たちの皮膚は水を弾くし、色もつかないし、汚れがついても洗えば取れますもんね。

 

一般に売られている化粧品は、この表面の角質層へのアプローチしかできません。一見潤ったように見えても、表面をコーティングしているだけで体の内側から潤っているわけではないんですね💦

なので、内側から変えることはできないし、肌質まで改善することは難しいんです。

 

精油は血管内に入り全身を巡る

それに対し、精油成分は分子がとても小さいので、容易に表皮を通過し、真皮までたどり着くことができます。その上、親油性があるので皮脂に混ざり毛穴から皮膚内部に浸透していきます。真皮まで吸収された精油成分は毛細血管に入り込み、全身を循環します。これを、経皮吸収と言います。(ちなみに、表皮に入ることを”浸透”、真皮に入ることを”吸収”と言います)

 

精油成分が肌に作用して、皮膚の細胞を活性化しターンオーバーを促したり、傷ついた皮膚を再生したり、潤したりするだけでなく、全身を巡り各器官にも作用するということですね。

そこがアロマセラピーのすごいところです👏

 

実際に、ある医療機関の実験で、ラベンダーの精油を希釈したスイートアーモンドオイルを皮膚に塗布し、5分後に採血したところ、血液からラベンダーの成分が検出されたというデータがあります。

 

*まとめ

皮膚から血管内に入り、全身に巡る精油

私も初めて聞いた時ビックリしました😳✨

私の実体験ですが、アロマスクールに通っていた時、背中ニキビで悩んでいました。それが、クラスメイトと毎週のようにトリートメント練習をしていたおかげで、すっかり治り、それ以降全くできなくなったのです。

あったものが治るだけでなく、体質まで改善されてしまったことに、本当に驚きました!

アロマの持つ力はすごいです…🌿

 

これ以外にも、私が体感したアロマセラピーの効果はたくさんあります✨

またみなさんにご紹介していきますね😊

 

本日も読んでいただきありがとうございました💕

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写真は妹の家のネコです。かわいすぎたのでシェアします💕

 

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