Aromen der Natur

IFAアロマセラピスト(IFA aromatherapist)、助産師(Midwife)、看護師(Nurse)のアロマ&ハーブの暮らし

芳香蒸留水(フローラルウォーター)とは?

桜が咲いてきましたね〜🌸

今年は寒い日が続いたので、開花もゆっくり…

今週こそお花見ウィークになりますね💕

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ところで、みなさんは芳香蒸留水(フローラルウォーター)を使ったことはありますか?

 

この芳香蒸留水は、そのまま化粧水として使ったり、ルームスプレーや赤ちゃんのオムツかぶれにまで使える優れものなんです。

 

精油と違って、希釈せずにそのまま使えるのでお手軽なんですよ〜🌿

 

今日は、この「芳香蒸留水とは何か」についてと、「芳香蒸留水の使い方」をご紹介したいと思います🌸

 

*芳香蒸留水とは?

芳香蒸留水(フローラルウォーター)とは、植物の花や葉などから水蒸気蒸留法精油を抽出する際に、副産物として得られるもの。

ハイドロ(Hydro=水)ソル(sol=溶液)とも呼ばれます。

この芳香蒸留水では、植物の水溶性の成分が主に抽出されます。ですが、精油脂溶性成分も芳香蒸留水の中にわずかに溶け込んでいるので、優しい香りのある薬用作用のあるお水です。

 

*水蒸気蒸留法とは?

植物に水蒸気を当て、植物中に含まれる精油を抽出する方法です。ちなみに、11世紀頃にアラビアの医師「イブン・シーナ」によって考案されました。

 

水蒸気蒸留法の過程

①原料となる植物に、熱い水蒸気(約100℃)を当てる。

②植物に熱い蒸気が当たることで、精油を蓄えている油胞が壊れ、精油が蒸気とともに揮発する。

③揮発した精油と水蒸気が管を通り、冷却タンクで冷やされ液化する。

精油と芳香蒸留水が分離した状態となる。

⑤上に浮いた精油を集める。

 

そのため、芳香蒸留水には少量の精油成分と、植物の水溶性成分が溶け込んでいるんですね🌸

 

*よく使用される芳香蒸留水の働き

ローズウォーター

ローズは、神経過敏や緊張を和らげ、心を満たします。アンチエイジングの効果も高く、全てのスキンタイプに向いています。

 

ネロリウォーター

天然の精神安定剤とも言われ、心を安定させ多幸感を与えてくれます。乾燥肌の保湿に向き、乳児に対しても作用が穏やかです。

 

ラベンダーウォーター

抗炎症、皮脂分泌調整、鎮痛、冷却作用があり、作用も穏やかで、全てのスキンタイプに向いています。日焼け後の炎症を起こした敏感なお肌やニキビ、オムツかぶれに効果的です。

  

カモミールウォーター

抗炎症作用があり、炎症を起こしている肌や敏感肌に向いています。アトピー性皮膚炎やニキビの緩和が期待できます。

 

ゼラニウムウォーター

皮脂分泌調整作用があるため、オイリー肌や乾燥肌のバランスをとってくれます。ホルモン調整作用があるため、月経前のゆらぎ肌にも効果的です。

 

*芳香蒸留水の使い方

1.顔や髪、身体に吹きかける

2.空間にスプレーし、空気の清浄

3.アイロン前に服にスプレーする

4.アロマクラフト作りに混ぜる

 

【赤ちゃんのオムツかぶれケア】
赤ちゃんのオムツかぶれには、ラベンダーウォーターやカモミールウォーターが適しています。優しくお尻を拭いた後、芳香蒸留水をスプレーで吹きかけて温かい手で優しくなじませます。乾いてからオムツは当てましょう。

 

以前ご紹介したクレイパックにも、芳香蒸留水が活用できますよ🌸↓

 

*まとめ

希釈せずにそのまま使える芳香蒸留水…🌸

私はネロリウォーターがお気に入りで、グリセリン精油を加えた化粧水を使っています。

芳香蒸留水には、まだまだ色々な活用方法があるので、また今後使い方を書いていきますね☺️

本日も読んでいただき、ありがとうございました。

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