ハーブを濃縮した万能薬!若返りの水「ハンガリーウォーター」のレシピと使い方
ひと月前から仕込んでいた「ハンガリーウォーター」が完成しました!
ハンガリーウォーターとは、ローズマリーをベースにローズやペパーミント、レモンピール等のハーブを約1ヶ月アルコールに浸けて、有効成分を抽出したハーブチンキ(ハーブティンクチャー)のことです。
これを薄めて化粧水にしたり、お風呂に垂らして入浴剤として使ったり、クレイパックに混ぜたり、マウスウォッシュに使ったり、ハーブチンキはハーブの濃縮液なので様々な用途に使えます。
浸け始めはカラフルでとても可愛いですが、翌日からどんどん茶色くなります。笑
1ヶ月熟成したチンキは、こんな色になります。
先日行った記念すべき第一回おうちワークショップ「バスボム&マスクスプレー作り」では、バスボムにこのハンガリーウォーターを加えて作りました🌸
今回は、3名の方が参加してくれました🌿
みんなで「これどうかなぁ?これ良いんじゃない?ちょっとなんか足りないなぁ、甘いのほしいなぁ、この香り良い!」とかお喋りしながらするブレンドは本当に楽しい☺️
続けてワークショップの日程が決まっていましたが、コロナのことがあるので延期にしました。次回は、コロナが落ち着いた頃かなぁ。
バスボムには、目的別に選んだ好きな香りの精油やハーブ、クレイなどを配合し、とっても可愛く仕上がりました。香りのセンスがみんな高く、それぞれが自分らしさの出るとっても素敵な香りのブレンドになっていました💕
アイスのカップに入れると、さらにかわいいです💕
マスクスプレーは、アルコールを70%配合で作ったので、手指消毒スプレーとしても活用できます。今回は、抗ウイルス作用のある精油をメインでブレンドしていきました。
また、ぐっすり眠れるピロースプレーを作った方もいらっしゃいました🌝安眠効果のある精油は、ラベンダーやベルガモットなどが有名ですが、それ以外にも効果的な精油はたくさんあります。
特にピロースプレーは、精油の効能ももちろん大切ですが、それ以上に自分が"好きな香り、心地良い香り"であるということがとても重要です。色々な香りを嗅ぎ、組み合わせを考え、本当に自分のためだけの特別な香りを作ることができた時の、香りを嗅いだときの幸せそうなお顔🌸そんなお顔を見れた時は、アロマセラピストをやっていてよかったなぁと思える瞬間です。
自分だけのオリジナルって良いですよね☺️ベッドに横になった時、自分のためだけのとっておきの香りに包まれたら、きっと一日の疲れも癒されて心地よい眠りに入ることができると思います。寝付きの悪い方は、ぜひアロマを試してみてください🌸
ハンガリーウォーターに話は戻りますが、アロマやハーブを勉強された方はご存知だと思いますが、ハンガリーウォーターは別名「若返りの水」とも呼ばれています。
ハンガリーウォーターは、かつて中世ヨーロッパ時代にリウマチで苦しんでいた70代のハンガリー王妃に僧侶から献上されたお薬で、これを使い始めてからリウマチの症状は落ち着き、それだけでなく王妃はみるみる若返り、隣国のポーランド王(20代)からプロポーズされたという伝説があります。
このお薬は、ローズマリー等のハーブをアルコールで抽出した薬用酒でした。
このお話から、ハンガリーウォーターは「若返りの水」と呼ばれるようになったのです。
ちょうどベランダのローズマリーが生き生きしていたので、生のローズマリーも加え作ってみました🌿
*ハンガリーウォーターのレシピ
〈材料〉
・ローズマリー 3g
・ローズ 3g
・ペパーミント 2g
・レモングラス 1g
・レモンピール 1g
・無水エタノール 50ml
・精製水 70ml
〈作り方〉
1.ガラスの密閉容器を煮沸消毒する。
2.ハーブを計量し、ガラス容器に詰める。
3.無水エタノールを注ぐ。
4.お好みで精油を加え、精製水を注ぐ。
5.蓋をして2週間〜1ヶ月、冷暗所に保管する。
※瓶は、1日1回振ってください。
6.コーヒーフィルターで濾したら完成です。
このチンキは、冷暗所で約1年保存できます。
ハーブとほんのりネロリの良い香りです。
化粧水にする場合は、ハンガリーウォーター10ml+精製水40〜50mlに薄めて作ってください🌸
私もハンガリー王妃のように、みるみる若返りますように。笑
本日も読んでいただき、ありがとうございました。