Aromen der Natur

IFAアロマセラピスト(IFA aromatherapist)、助産師(Midwife)、看護師(Nurse)のアロマ&ハーブの暮らし

うつに効く!真っ赤なオイル「セントジョーンズワート」の効能

アロマとハーブの国、ドイツ🇩🇪

ドイツのママは、毎年セントジョーンズワートのオイル(浸出油)を作って送ってくれます。

 

ドイツでは、料理にも結構ハーブを使うんですが、一専業主婦のママが日常的に浸出油まで作るなんて、さすがドイツ!!と思いました🌿

このオイル、真っ赤なんですよね!

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昔からドイツでは、セントジョーンズワートオイルを身体の痛いところに塗布して使っているそうです。

 

今日は、そんなセントジョーンズワートについて書いていきたいと思います🌸

 

セントジョーンズワートの効能

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【学名】Hypericum perforatum

【科名】オトギリソウ科

【和名】セイヨウオトギリソウ

 

【主要成分】

ハイパーフォリン、フラボノイド配糖体(ヒペリシン、ルチン)、ヒペロシド、タンニン、精油

 

【主な作用】

抗うつ、抗不安、抗炎症、鎮痛、坐骨神経痛、抗ウイルス、打ち身、傷跡、静脈瘤、リウマチ、関節痛

 

抗うつ作用があることが臨床的に確認されており、別名「サンシャインサプリメント」と呼ばれ、季節性感情障害や更年期、PMSに効果的と言われます。

セントジョーンズワートに含まれるヒペリシンやハイパーフォリンが神経伝達物質調整の役割を果たすことで、うつ症状を緩和していると言われます。

また、ヒペリシンには抗ウイルス作用があるため、ヘルペスエイズ治療にも効果が認められているというデータがあるそうです。

 

夏至の日(聖ヨハネの日6/24)に収穫すると最も治癒力が強いと言われ、オリーブオイルやサンフラワーオイルに浸すと、鮮やかな赤い色(ヒペリシンによる)がオイルに移るため「キリストの血」とも呼ばれています。鎮痛作用があるため、外傷や打撲、神経痛、腰痛、関節痛、生理痛などの症状緩和に効果があると言われます。

 

セントジョーンズワートの注意事項】

ヒペリシンは光と反応して皮膚炎を起こす可能性のある成分であり、弱い光毒性あり。

抗がん剤使用時や、下記の薬剤を使用している場合は使用しない。
・抗HIV薬(インジナビル)
・強心薬(ジゴキシン)
・免疫抑制薬(シクロスポリン)
・気管支拡張薬(テオフィリン)
・血液凝固阻害薬(ワーファリン)
経口避妊薬(ピル)

 

光毒性についてはこちら↓

 

*浸出油とは

ハーブをキャリアオイルに2〜4週間浸け込み、精油やカロチノイド、ビタミンEなどの脂溶性の成分を抽出する方法。保存期間は約3ヶ月。

 

皮膚に直接塗布したり、マッサージに使用したり、軟膏クリームに混ぜてたりして使います。マッサージに使うときは、やや粘性があるため他のキャリアオイルに10〜20%程混ぜて使うと使いやすいですよ☆

 

*まとめ

セントジョーンズワートオイルを初めて見たときは、余りにも真っ赤でビックリしました!

 

ですが、精油を加えなくても薬効の高い、なかなか使えるオイルです☺️

父の五十肩と肩・首こりにセントジョーンズワートオイルを使ってトリートメントを行った結果、痛みが軽減し、結構改善がみられました✨

 

興味のある方は、ぜひお試しください🌸

本日も読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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